アルティメット公式ルール
19. 安全のための試合中断
- 19.1. インジャリー・ストップ:
- 19.1.1. 「インジャリー」は負傷した選手、もしくは負傷した選手のチームメイトがコールをすることができる。
- 19.1.2. インジャリーが相手チームの選手によって引き起こされたものでない場合、選手は、交代するか自分のチームがタイムアウトを取得するかを選択しなければならない。
解釈:インジャリーによる交代
負傷した選手は 2 つの選択肢のうち 1 つを選択しなければならないが、自分のチームにタイムアウトが残っていない場合は、代わりの選手に交代しなければならない。
「自分のチームがタイムアウトを取得する」ということはそのハーフ(前半または後半)のタイムアウト取得可能回数から1回差し引くことを意味するが、通常の 75 秒のタイムアウトのように、戦術を話し合ったり休憩したりする機会は得られない。
誰によって引き起こされたものであるか不明である場合は 19.1.3 が適用される。
選手 A が負傷して交代した後、同じターン中に追加で負傷交代が必要となった場合、選手 A はプレイに復帰することができる。
タイムアウト中にインジャリー・ストップがコールされた場合、負傷が発見され次第、相手チームに通知する必要がある。
- 19.1.3. インジャリーが相手チームの選手によって引き起こされたものである場合、選手は交代するか、フィールドに残るかを選択することができる。
- 19.1.4. ディスクの所有権を確立した後、負傷によってディスクを落とした場合、ディスクの所有権はその選手に残る。
- 19.1.5. 「インジャリー」は、負傷が発生した時点でコールされたとみなされる。ただし、負傷した選手が、実際にコールがされるまでプレイを継続した場合を除く。
- 19.1.6. ディスクが空中にあるときに「インジャリー」がコールをされた場合、ディスクの所有権が確定するまで、あるいはディスクが地面に接触するまでプレイは継続する。インジャリーの原因が相手チームの選手によるファールではない場合、パスやターンオーバーは有効となり、中断の後、プレイはそこから再開される。
解釈:インジャリーによる中断と再開
ディスクが空中にあるときに、重傷の結果インジャリーがコールされ、重傷の選手をケアするために選手が停止した場合、テクニカル・ストップとして扱い、ディスクをスローワーに戻すことを許可するのが妥当である。
- 19.2. テクニカル・ストップ:
- 19.2.1. 傷口が開いていたり出血したりしている場合など、プレイしている選手に危険が及ぶ可能性がある状態を認識した選手は、「テクニカル」または「ストップ」とコールしてテクニカル・ストップを求めなければならない。この時、プレイはすぐに中断しなければならない。
解釈:選手を危険にさらす環境
プレイングフィールド内で発見された危険性のある物体(石、金属、木片、ガラスなど)を除去または調整するために、テクニカル・ストップを要求することができる。
補足:子供がフィールドに迷い込むなど、危険な状況下でもレシーバーはプレイを続ける必要はない。その場合、レシーバーは自分と他人の安全を優先してディスクに対するプレイを中断し、危険な状況が改善された時点でディスクはスローワーに戻される。
解釈:傷口が開いている、または出血している
開いている、または出血している傷口に対して、動きに耐えることができる丈夫な包帯で体液が他の選手と接触しないように覆っているならば「効果的に対処している」といえる。衣服に血液が付着した選手はプレイに復帰する前に、患部を消毒するか衣服を着替えなければならない。選手の復帰の可否は、しかるべき医療スタッフによって判断される。医療スタッフがいない場合、キャプテンとコーチは傷口が効果的にカバーされ、衣服の問題が解決されたことに同意することができる。
中断はあくまで血液の問題に対処するために使うべきものである。
- 19.2.2. スローワーは、著しく破損したディスクを交換するために、プレイ中に「テクニカル」をコールすることができる。
解釈:ディスクが激しく破損した場合のテクニカル・ストップ
激しく破損したディスクとは、ひび割れ、破れ、深い溝、折り目、穴あき、ひどい反り(「タコ足」)のあるディスクのことで、わずかに反りがある、濡れている、汚れているディスクは該当しない。
ただし、ディスクの歪みを修正するためにプレイの中断を延長することはできる(公式ルール 10.3)。
- 19.2.3. ディスクが空中にある間にテクニカル・ストップがコールされた場合や、そのことを知らずにプレイを続けてしまった場合、プレイは以下のように再開される。
- 19.2.1. 傷口が開いていたり出血したりしている場合など、プレイしている選手に危険が及ぶ可能性がある状態を認識した選手は、「テクニカル」または「ストップ」とコールしてテクニカル・ストップを求めなければならない。この時、プレイはすぐに中断しなければならない。
- 19.3. 負傷や不当もしくは欠陥のある用具の使用によって選手が交代する場合、相手チームも同じ人数の選手を交代することができる。
- 19.3.1. 交代で入った選手は、交代で出た選手の状態(位置や所有権、ストールカウント等)をすべて引き継ぎ、その選手に代わってコールを行うことができる。
Steinarのコメント(非公式!):Injury on landing
Note that since you must have established possession of the disc before dropping the injury, and this requires you to have kept the catch throughout all the ground contact related to it (12.1.1 and annotation). This means that if you catch the disc, twist your ankle and then drop the disc to the ground due to that injury, it is a turnover (and, of course, a stoppage of play due to your injury).
You may attempt to claim that you established possession and then dropped the disc due to pain or similar; however, be aware that from an outside point of view, it often will not be at all obvious that you didn't just drop the disc. My advice is to hold on to the disc if you can, or you will be faced with the awkward situation of trying to have a subtle rules discussion while in strong pain (which I have seen players pull off, but it is rare).