アルティメット公式ルール

はじめに

アルティメットは、フライングディスクを使用した 1 チーム 7 人制のチームスポーツである。プレイングフィールド内でディスクをパスによって運び、プレイングフィールドの端に設けられたエンドゾーンと呼ばれるエリア内でディスクをキャッチすると得点(1 点)となる。パスをする方向に制限はないが、ディスクを持っている選手はその位置から移動することはできない。パスがつながらない場合やディスクが地面に落ちた場合は、攻守交替となる。通常は 15 点先取、または約 100 分で試合が終了する。選手同士の身体接触は禁じられているため、男女混合形式での試合も実施可能である。いかなる選手も意図的にルールを破ることはないという前提でセルフジャッジ(自己審判)制を採用しており、プレイ中の行動指針であるスピリット・オブ・ザ・ゲームの精神は、試合中に審判としての役割も担っている選手が、勝利を追求する情熱と自身のプレイを客観的に判断する冷静さを両立するための方法を示すものである。

記載されているルールの多くは、総論としてほぼすべての状況を説明しているが、特定の状況にのみ適用される各論が総論よりも優先される場合がある。

特定の大会、選手の人数、年齢、または利用可能なスペースに応じてここで示される基本ルールに変更が加えられる場合がある。世界フライングディスク連盟(WFDF)主催する特定のイベントに適用される追加ルールについては、付帯資料を参照すること。